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【4月13日】タイの新年!「水かけ祭り」ソンクラーンが始まる日

今日は何の日?
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この記事のざっくりまとめ
  • ソンクラーンは、タイの伝統的な旧正月を祝う祭りで、毎年4月13日から15日にかけて行われます。今日4月13日が元日にあたります。
  • もともとは、仏像や家族の年長者に水をかけて敬意を表し、一年の穢れを清めて新しい年を迎える、穏やかで宗教的な意味合いの深い行事でした。故郷に帰り家族と過ごす、日本の正月に似た大切な期間です。
  • 現在では、特に都市部を中心に、街中の人々が年齢や国籍に関係なく、互いに水をかけ合って新年を祝う、陽気な「水かけ祭り」として世界的に有名です。タイで最も暑い季節に行われるため、水かけは涼をもたらす楽しみでもあります。
  • その一方で、近年は過激な水かけによるトラブルも問題視されており、ルール作りが進められています。2023年にはユネスコの無形文化遺産に登録され、伝統文化としての価値が国際的にも認められました。

サワッディー・ピーマイ!(タイ語で「新年おめでとうございます!」)

今日、4月13日は、タイ王国の人々にとって一年で最も重要で、そして最も待ち遠しい祝祭の一つ、「ソンクラーン」の始まりの日です!

日本では、街中が水浸しになり、人々がびしょ濡れになって楽しむ「水かけ祭り」としてテレビなどで紹介されることが多いこのお祭り。そのエネルギッシュなイメージは間違いではありませんが、実はソンクラーンには、単なる「水遊び」だけではない、もっと深く、そして大切な意味が込められているのです。

今回は、今日から始まるタイの旧正月、ソンクラーンの魅力について、その伝統的な側面と現代的な側面の両方からご紹介します。

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ソンクラーンとは?タイの伝統的な新年

ソンクラーンは、タイにおける伝統的な新年の祝祭です。太陽の動きに基づいた暦に従っており、毎年4月13日が新年(元日)とされ、15日までの3日間が国の祝日として定められています。(地域や年の慣習によっては、お祝いの期間がもう少し長くなることもあります。)

「ソンクラーン」という言葉のルーツは、古代インドで使われていたサンスクリット語の「サンクラーンティ」という言葉にあり、「(太陽が星座の間を)移動する」「変化する」といった意味合いを持っています。これは、占星術で太陽が白羊宮(おひつじ座)の領域に入り、新しいサイクルが始まることを示しているのです。

このソンクラーンは、タイだけでなく、ミャンマー(ティンジャン)、ラオス(ピーマイ)、カンボジア(チョール・チュナム・トメイ)といった、他の東南アジアの国々でも、同じ時期に、水をかけ合う習慣を伴う形で新年のお祝いとして広く行われています。これは、これらの地域が歴史的にインドの文化や仏教の影響を強く受けてきたことを示しています。

また、ソンクラーンが行われる4月中旬は、タイにおいて一年で最も気温が高くなる「暑季」の真っ只中にあたります。この時期に水をかけ合うのには、暑さを和らげるという意味合いもあるのですね。

敬意と浄化:ソンクラーンの伝統的な過ごし方

「水かけ祭り」として世界的に知られるようになったソンクラーンですが、その根底には、仏教への信仰心や家族・地域社会の絆を大切にする、穏やかでスピリチュアルな伝統が息づいています。現代でも、多くのタイの人々にとって、これらの伝統的な儀式や習慣は、ソンクラーンを祝う上で欠かせない要素です。

仏像・仏塔へのお清めの水(ソンナム・プラ / Song Nam Phra)

多くの人々はソンクラーンの期間中にお寺を訪れます。そして、持参した、あるいは寺院で用意された、ジャスミンの花などで香りをつけた水を、仏像や仏塔にそっとかけて清めます。これは、仏様への敬意と感謝を示すとともに、自分自身の心を清め、功徳を積む(タイ語で「タンブン」)ための大切な行為と考えられています。

年長者への敬意と祝福(ロットナム・ダムフア / Rod Nam Dam Hua)

家庭や地域コミュニティでは、若い世代の人々が、両親、祖父母、恩師など、尊敬する年長者のもとを訪れます。そして、彼らの手のひらに、同じく香りのつけられた水を丁寧に注ぎかけ、新年の挨拶を述べ、健康と長寿を祈ります。年長者は、その敬意に応え、若者たちに祝福の言葉(パーイポン)を授けます。これは、世代間の絆を確認し、互いへの感謝と敬意を表す、非常に心温まる美しい伝統です。

家族団らんの時間

ソンクラーンは、タイの人々にとって、日本の「お正月」や「お盆休み」と同じように、一年で最も重要な「家族が集まる時」です。バンコクなどの都市部で働く多くの人々が、この時期には故郷へと帰り、家族や親戚たちと水入らずの時間を過ごします。

その他の伝統

新年を迎える準備として、家の中をきれいに大掃除する習慣もあります。また、お寺の境内では、川砂を運んできて仏塔(チェディ・サーイ)の形に積み上げ、旗や花で飾り付けて奉納する、といった地域独特の風習も見られます。色鮮やかな伝統衣装を身にまとって、お祭り気分を盛り上げる人もたくさんいます。

世界的に有名!陽気な「水かけ祭り」の側面

こうした伝統的な意味合いと並んで、現代のソンクラーン、特に都市部でのソンクラーンを最も象徴するのが、何と言っても街中が水浸しになるダイナミックで陽気な「水かけ」です!

街中が水遊び場に!

ソンクラーンの期間中、特にバンコクのシーロム通りやバックパッカーの聖地カオサン通り、あるいは北部の古都チェンマイの旧市街などでは、道路が歩行者天国となり、そこは巨大な水遊び場と化します。

誰でも参加OK!

地元のタイの人々はもちろん、この時期を狙って訪れる世界中からの観光客も一緒になって、手に持った水鉄砲、バケツ、ひしゃく、時には消防用のホースまで使って、見ず知らずの相手にも容赦なく(?)水をかけ合います。ピックアップトラックの荷台に大きな水のタンクを積み、移動しながら水を撒き散らすグループも、ソンクラーンならではの光景です。全身ずぶ濡れになるのは必至!

祝福と楽しみ

この水かけは、単なる悪ふざけではありません。もともとの「浄化」の意味合いから、「水をかけられることは、新年の祝福を受け、厄を洗い流してもらうこと」とポジティブに捉えられています。暑い季節に冷たい水を浴びる爽快感も相まって、人々は屈託のない笑顔で水をかけ合い、新年のお祝いムードと解放感を満喫します。

世界的な観光イベントへ

このユニークでエキサイティングな「水かけ祭り」としての側面は、タイの文化を体験したいと考える外国人観光客にとって非常に大きな魅力となり、ソンクラーンはタイで最も観光客が集まる時期の一つとなっています。

楽しみの中の課題と、文化としての価値

その一方で、近年、この「水かけ祭り」としての側面が過熱し、いくつかの問題点も浮上するようになりました。

  • 過激化と危険行為
    製氷機で作った氷を入れた冷たすぎる水、色のついた水、中には不衛生な水(堀の水など)を使うケース。また、非常に強力な高圧水鉄砲の使用による怪我のリスク。さらに、走行中のバイクやトゥクトゥク(三輪タクシー)の運転手に対して水をかけ、事故を引き起こす危険な行為も問題視されています。
  • トラブルの発生
    ソンクラーンの解放的な雰囲気の中で、アルコールを飲みすぎての喧嘩や事故、そして残念ながら、混雑に乗じた痴漢やセクシャルハラスメントといった問題も報告されるようになっています。

こうした状況を受け、タイ政府や各地方自治体は、近年、ソンクラーンを誰もが安全に、そして本来の文化的な意味合いを尊重しながら楽しめるように、様々な対策を講じるようになっています。例えば、危険な水鉄砲の販売・使用禁止、特定の時間帯やエリア(寺院周辺など)での水かけ制限、アルコール販売禁止ゾーンの設定、警察官によるパトロール強化などです。また、水不足が深刻な年には、節水を呼びかけるキャンペーンも行われます。

このような流れの中で、ソンクラーンが持つ本来の文化的な価値を再認識し、次世代へと継承していこうという動きも強まっています。そしてその成果として、2023年12月には、「タイのソンクラーン、伝統的なタイの新年フェスティバル」が、ユネスコの無形文化遺産として正式に登録されました。これは、ソンクラーンが単なる「楽しい水かけ祭り」であるだけでなく、家族の絆、地域社会への貢献、年長者への敬意、そして仏教信仰といった、タイの人々の精神文化を豊かに反映した、保護・継承すべき重要な文化遺産であることを、国際社会が認めたことを意味します。

まとめ:伝統と現代が融合する祝福の祭り

今日4月13日から始まる、タイの新年「ソンクラーン」。それは、仏様やご先祖様、そして家族や地域の人々への感謝と敬意を表す、しっとりとした伝統的な儀式と、暑い太陽の下で水をかけ合い、誰もが笑顔になるエネルギッシュな現代的なお祭りの側面とが、見事に融合したユニークな祝祭です。

ユネスコ無形文化遺産にも登録され、その文化的な深みが改めて注目されているソンクラーン。もしタイに友人や知人がいる方は、「サワッディー・ピーマイ!(新年おめでとう!)」とお祝いのメッセージを送ってみてはいかがでしょうか。そして、いつか機会があれば、この熱気あふれる祝福の祭りを、現地で体験してみたいものですね。(ただし、参加する際は、ルールとマナーを守り、安全に楽しむことを忘れずに!)

※本記事では英語版も参考にしました

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