- 「6÷2(1+2)」という数式、計算すると「1」になる?それとも「9」?ネットで大きな話題に!
- 答えが分かれる主な原因は、「掛け算と割り算どっちが先?」というルールと、「2(1+2)」のような省略された掛け算をどう解釈するかの違い。
- 現在の標準的な計算ルール(PEMDAS/BODMAS)に従うと「9」になりやすい。
- でも、「2(1+2)」をひとかたまりとして先に計算する考え方だと「1」になる。
- 結論として、この数式は書き方自体がちょっと「不親切(曖昧)」。誤解を招かないためには、括弧を増やして計算順序をハッキリさせるのがベスト!
インターネットを見ていると、時々「えっ、これって答えどっちなの?」と議論が巻き起こる数式が登場します。その代表例が「6÷2(1+2)」です。
一見すると小学校で習うような簡単な計算問題に見えますが、実際に計算してみると、「9」になる派と「1」になる派で意見が真っ二つに分かれてしまうんです。電卓アプリによっても結果が違うことまであり、世界中で「どっちが正しいんだ!」と大きな話題になりました。
今回は、なぜこの数式の答えが分かれてしまうのか、その理由を分かりやすく解説していきます。
答えが「9」になる考え方
まず、多くの人が学校で習うであろう計算のルール「PEMDAS」または「BODMAS」に従って考えてみましょう。これは計算の優先順位を示すもので、大まかには以下の順番です。
- Parentheses / Brackets(括弧)
- Exponents / Orders(指数・累乗)
- Multiplication and Division(掛け算と割り算)※左から順に計算
- Addition and Subtraction(足し算と引き算)※左から順に計算
このルールに沿って「6÷2(1+2)」を計算すると…
- まず括弧の中を計算: (1+2) = 3
- 式は「6 ÷ 2 × 3」となります。(2と(1+2)の間には掛け算が省略されていると考えます)
- 次に、掛け算と割り算です。このルールでは掛け算と割り算は同じ優先順位なので、「左から順に」計算します。
- 左にある割り算から: 6 ÷ 2 = 3
- 最後に残った掛け算: 3 × 3 = 9
このように、現在の標準的な計算ルールを厳密に適用すると、答えは「9」になります。
答えが「1」になる考え方
一方で、「1」だと主張する人たちの考え方はどうでしょうか。こちらもいくつかの理由がありますが、大きなポイントは「省略された掛け算」の扱いです。
「2(1+2)」のように、数字と括弧の間にある掛け算(暗黙の乗算)は、通常の掛け算記号(×)や割り算記号(÷)よりも優先度が高い、と考える立場があります。歴史的にそのような慣習があったり、一部の古い教科書でそのように教えていたりした背景もあるようです。
この考え方で「6÷2(1+2)」を計算すると…
- まず括弧の中を計算: (1+2) = 3
- 式は「6 ÷ 2(3)」となります。
- ここで、「2(3)」という「数字と括弧の間の掛け算」を、割り算よりも優先して計算します。
- 2 × 3 = 6
- 最後に割り算: 6 ÷ 6 = 1
この解釈だと、答えは「1」になります。また、「÷」記号を分数のようなものとして捉え、「6」を「2(1+2)」全体で割ると考える人もいます。その場合も 6 / (2×3) = 6 / 6 = 1 となりますね。
結局、どっちが正しいの?問題の本質とは
「じゃあ、結局どっちが数学的に正しい答えなんだ?」と思いますよね。
実は、数学者の間でも「この数式は書き方が曖昧で、誤解を招きやすい」というのが共通した見解のようです。つまり、問題なのは計算ルールそのものというより、数式の「書き方」なんです。
現代の数学では、混乱を避けるために、計算の順序が誰にとっても明確になるように書くことが推奨されています。今回のケースで言えば、
- 「9」にしたいなら、
(6 ÷ 2) × (1 + 2)と書く。 - 「1」にしたいなら、
6 ÷ (2 × (1 + 2))と書く。
このように括弧を追加すれば、計算の順序が一目瞭然となり、解釈が分かれることはありません。
また、面白いことに、関数電卓やプログラミング言語(コンピューターの計算ソフトなど)でも、どちらの解釈を採用しているかが異なり、同じ数式を入力しても結果が「1」になったり「9」になったりすることがあります。これも、この数式の曖昧さを示していますね。
まとめ:大切なのは「伝わる」書き方
「6÷2(1+2)」の問題は、単なる計算間違い探しではありません。私たちが普段使っている記号やルールには、実は解釈の幅があり得るということ、そして、誤解なく意図を伝えるためには、明確な表現がいかに大切か、ということを教えてくれます。
もしあなたが誰かに数式を伝える場面があったら、ちょっとだけ括弧を足してあげるなど、相手に計算の順序がしっかり伝わるように意識してみてくださいね。




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